特集

カテゴリを選択

建物オーナーが「改修工事」を外注・依頼する際の悩みやリスクとは?

建物オーナーが「改修工事」を外注・依頼する際の悩みやリスクとは?

改修工事を予定している建物のオーナーさまのなかには、「改修や設備更新など、大掛かりな工事の手配を自ら行なう際は何が課題になるか?」「煩雑な改修工事の発注を外注できないか?」とお悩みの方もいるでしょう。

 

改修工事発注代行サービスを利用すると、オーナーさま、あるいは実業務を取り仕切る総務課・施設課のご担当者さま(以下、「施設担当者さま」)の業務負担やリスクの軽減、建物の資産価値や耐久性の向上などのメリットを得られます。

 

この記事では、オーナーさま・施設担当者さまが改修工事を手配する際の悩みや、改修工事発注代行サービスを利用するメリットを解説します。

 

併せて、大阪ガスファシリティーズの改修工事発注代行サービスの特徴についても紹介するので、改修工事にお悩みの建物オーナーさまは、参考にしてください。

改修工事に関する問い合わせは大阪ガスファシリティーズへ

お問い合わせはこちら

改修工事を依頼する際のオーナーさまによくある悩み

改修工事を依頼する際のオーナーさまによくある悩み

まずは、オーナーさまが改修工事を工事業者に依頼する際の悩みについて見ていきましょう。

1.工事業者との取引経験がある人材がいない

オーナーさまの側に、改修工事に関する知見を持っていたり、工事業者との取引経験がある施設担当者さまがいない場合、改修工事に必要な専門用語や技術用語、仕様書や計画図面、複雑な施工工程などの理解や把握が困難になる可能性があります。

したがって、改修工事を依頼するとなったときに、工事業者に伝えるべき内容が伝えられず、工事が思った通りに進まない可能性も出てきます。

2.信頼できる工事業者の見極めが難しい

施設担当者さまの視点になると、工事業者の選定の際には情報収集・見積依頼・工事業者による建物や設備の現場調査・見積の比較・社内決裁などが必要なため、多くの時間や手間がかかります。

信頼できる工事業者を選定するには、評判・実績・技術力、または法令遵守の取り組み・品質管理能力・工程管理能力・選定の段階で改修工事金額の明確さといった、多岐にわたる要素から見極めなければなりません。

ですが、工事業者を比較する際、工事業者が採用する独自技術・工法などにより単純比較が困難なこともあるでしょう。そのような場合、施設担当者さまに高い判断能力がなければ、負担するリスクが大きくなります。

結果的に、施設担当者さまが適切な工事業者を選定できなかった場合、以下のような懸念が考えられます。

  • 工期が長くなったり、コストが割高になったりする
  • 工事業者の丁寧な説明がなく、改修工事の完成イメージを想像できない

複数の改修工事が必要な場合は、分野別に工事業者を選定しなければならず、さらに時間がかかるでしょう。

また、施設担当者さまが複数の工事業者と連絡を取り合う際、窓口が多くなるため、情報伝達が複雑になります。

3.適正価格を判断できない

改修工事の見積金額は、工事業者の規模や地域性も関係するため、相場価格と比較しても判断できないことがあります。

そのため、1.工事業者との取引経験がある人材がいないとも重複しますが、施設担当者さまに改修工事の知見がなければ、工事業者の説明が理解できなかったり、提出された見積を見ても、その見積金額が適正かどうかを判断したりすることは難しいでしょう。

適正価格の判断がつかないままに改修工事を発注するリスクには、次のようなことが挙げられます。

  • 改修工事金額が相場より高額であっても発注してしまう
  • 低額の見積に飛びついたものの、満足できる品質の改修工事が行なわれなかったり、資材や人材不足により工期が遅れたりする
  • 予算オーバーで追加資金を調達する場合、借入や追加融資などの負担が増える
  • 予算オーバーで金額を下げるために工程を削ると、建物の安全性や耐久性に影響が生じる可能性がある

4.改修工事の業務に手間がかかり日常業務の作業効率が低下する

大規模な改修工事では、完了までに数ヵ月から数年かかる場合があります。例えばビルの改修工事を行なう際、工事業者が行なう工事のおおまかな流れは以下のとおりです。

  1. 建物の診断調査をする
  2. 基本構想や計画を作る
  3. 診断調査の結果に基づいた建物診断報告書や見積書を提出する
  4. 施設担当者さまと契約前の打ち合わせをする
  5. 改修工事の契約を締結し、着工する
  6. 施設担当者さまに改修工事の問題点や進捗などを報告する
  7. 改修工事完了後に竣工検査を実施、竣工図書を提出する

オーナーさまが改修工事を発注する場合、工程が進むなかで、施設担当者さまは工事業者の担当者との連絡・確認・打ち合わせなどが必要になり、多くの時間を費やさなければなりません。

オーナーさま側人材の日常業務の作業効率が低下すると、テナントや利用者からの要望に即座に対応できなくなる可能性があります。これにより、建物の快適性が低下し、顧客から不満が生じることが考えられます。

オーナーさまの繁忙期や、複数の改修工事が重なる場合は、十分な人手がなければ業務が回らない可能性も出てくるでしょう。

5.リスクが大きい

改修工事の多くは規模が大きいため、不具合や施工不良が発覚した場合、それらの原因や責任の所在の確認や現地立ち合いが必要になり、場合によってはオーナーさまと工事業者との間で法的な争いに発展したりするなど、想定以上の時間や費用が必要になる場合があります。

また、テナントや施設利用者が被害を被った場合は、テナントや施設利用者への補償問題に発展することもあるでしょう。

被害の原因が建築基準法などの違反による場合、建物の所有者や工事業者などに法的な責任が問われます。たとえ補償問題に発展しなかったとしても、テナントや利用者の建物オーナーさまに対する社会的信用が下がることも考えられるでしょう。

このような問題を回避するためには、法令を遵守し、施工品質の高い工事業者を選択することが大切です。法令を遵守し、施工品質の高い工事業者を選定すれば、オーナーさまは以下のようなメリットを得られます。

  • 建物のテナントや利用者が安心して過ごせる環境を提供できる
  • 法的トラブルまたはクレームなどのリスクが低減される

オーナーさまが、工事業者の経営状態をよく確認せずに改修工事を発注してしまい、その工事業者が倒産した場合は、施工不良への対応やアフターメンテナンスを受けられないこともあります。

また工期の途中に工事業者が倒産すると、新たに工事業者を探さなければならず、さらに手間や時間、費用などの負担が大きくなるでしょう。

CM「改修工事発注代行サービス」4つのメリット

CM「改修工事発注代行サービス」4つのメリット

小規模な修繕工事ではなく、建物や設備の改修・更新のように大掛かりな工事を行う場合には、「コンストラクション・マネジメント (CM)」というサービスを活用しながら工事を進めることがあります。
これは、設備や建設に精通した担当者が、発注者である建物のオーナーさまと工事業者の間で中 立性を保ちつつも、発注者の立場として設計の検討や工事発注方式の検討・工程管理・コスト管理などの各種マネジメント業務の全部または一部を行なうことです。 そして、コンストラクション・マネジメントを行なう人のことを「コンストラクション・マネジャー(CMR)」と呼びます。

なお、コンストラクション・マネジメントサービスを提供する会社も、工事の規模・内容に合わせて得意な領域やスキームを持っており、ここでは既築の建物における改修や設備更新を念頭にご紹介していきます。

では、改修工事発注代行サービスを利用する4つのメリットを見ていきましょう。

安心感を得られる

コンストラクション・マネジャーには専門的な知識や豊富な経験があります。

改修工事発注代行サービスでは、コンストラクション・マネジャーが工事業者の選定・適正価格の判断・工程の把握・建物品質の判断などの一連の作業を行なうため、オーナーさまや施設担当者さまは、安心して日常業務に専念できるでしょう。

改修工事に必要な業務負担を減らせる

コンストラクション・マネジャーが改修工事の一連の作業を代行することにより、オーナーさま側の手間や時間の負担が軽減され、業務が効率化されます。繁忙期や複数の改修工事が重なっても、人手不足を心配する必要はありません。

建物の資産価値が向上する

コンストラクション・マネジャーは、改修工事に関する法律などの専門知識を持ち合わせています。法令遵守のもとに改修工事が実施されるため、建物の遵法性や資産価値の向上が期待できるでしょう。

修繕コストが適正化される

コンストラクション・マネジメントでは、改修工事のプロであるコンストラクション・マネジャーが適正価格を判断するため、修繕コストが適正化されます。

また、費用や発注プロセスの透明化で改修工事全体が「見える化」することにより、管理コストの適正化にもつながります。

大阪ガスファシリティーズ「改修工事発注代行サービス」の特徴は?

最後に、大阪ガスファシリティーズの「改修工事発注代行サービス」3つの特徴について解説します。

大阪ガスファシリティーズのスタッフがコンストラクション・マネジャーを担当

現在、少子高齢化が進む中で、オーナーさまや施設担当者さまのなかで建築や工事についての専門知識が豊富な人材は、どんどん減少していっているのではないでしょうか。また、そのような有能な方を雇い入れて後継者として育てるのも、コストと時間を伴います。

大阪ガスファシリティーズ「改修工事発注代行サービス」では、大阪ガスファシリティーズのスタッフがコンストラクション・マネジャーの役割を担います。施設担当者さまに代わり、責任を持ちつつ改修工事の一連の業務を代行します。

改修工事の事例

大阪ガスファシリティーズの改修工事の実績には、以下のようなものがあります。

  • 空調・熱源更新工事
  • 電気工事
  • 照明更新(LED化)工事
  • 内装工事
  • 外壁・防水工事

大阪ガスファシリティーズがオーナーさまに対し、工事項目・見積・工事業者の選択要因などをしっかり伝えます。大阪ガスファシリティーズは、豊富な経験と実績により、幅広い改修工事に対応しています。

「日常修繕」と「改修工事」どちらの代行サービスにも対応可能

日常修繕とは、日々発生する設備の軽微な破損や劣化などを補修する日常的な小規模修繕を指し、発生件数が多いことが特徴です。

一方、改修工事は、外壁や屋上防水の大規模修繕や、空調更新、設備配管更新などの大規模工事を指します。建物施設や設備の修復だけでなく、機能や性能を新築時よりも使いやすく、時代に沿ったものにアップグレードさせなければなりません。

改修工事は、高い専門性が必要となり、取扱金額も数千万円と規模が大きいことが特徴です。

ビルメンテナンス会社の多くは、日常修繕代行サービスにしか対応していません。また、コンストラクション・マネジメントをおもに取り扱う会社(ゼネコン・設計事務所・専業会社など)は新築工事や大規模修繕のみの代行サービスを取り扱うのが一般的です。

大阪ガスファシリティーズは、日常修繕から改修工事まで、幅広く代行サービスに対応しています。

「改修工事発注代行サービス」は大阪ガスファシリティーズへ

建物オーナーさまが行なう改修工事の発注においては、適正な工事業者や見積金額の判断、負担するリスクなど、悩みが尽きません。

「改修工事発注代行サービス」を利用すると、改修工事のプロが施設担当者さまに代わり、工事業者とのやりとりを行なうため、業務負担の軽減や建物の資産価値の向上など、多くのメリットを得られます。

大阪ガスファシリティーズには、改修工事発注代行サービスの実績が多数あります。改修工事についてお悩みのオーナーさまは、大阪ガスファシリティーズへお気軽にご相談ください。

改修工事に関する問い合わせは大阪ガスファシリティーズへ

お問い合わせはこちら