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「清掃インスペクション」で清掃品質を向上!日常清掃における建物オーナーの悩み

「清掃インスペクション」で清掃品質を向上!日常清掃における建物オーナーの悩み

日常清掃に悩みを持つ建物オーナーさまのなかには、「建物の日常清掃において、オーナーが考えるべき課題や改善点はなにか?」「日常清掃の悩みを解決するにはどうしたら良いか?」と考える方もいるでしょう。

清掃業務の品質を客観的に評価する「清掃インスペクション」を活用すると、建物の清掃品質が保証される、建物オーナーさまの要望が業務に反映される、SDGsに貢献できるなどのメリットを得られます。

今回は、日常清掃における建物オーナーさまの悩み、清掃インスペクションの概要やメリットについて解説します。併せて、大阪ガスファシリティーズの清掃インスペクションサービスについても紹介します。

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日常清掃におけるオーナーの悩み

まずは、日常清掃における建物オーナーさまの悩みについて見ていきましょう。

清掃基準表どおりの清掃が行われていない

一部エリアの掃除がスキップされている、または以下の事例のように、丁寧な清掃ができていないなど、オーナーと清掃会社が合意した清掃基準表どおりの作業が行われていないことがあります

  • 床の隅にホコリや砂利が残っている
  • トイレや給湯室の金属部分・窓・鏡などに手垢・汚れ・拭き跡が残っている

また、シフトに入る清掃スタッフの技術にばらつきがある場合、日によって清掃品質が異なることもあります。

しかし、建物オーナーさまが、清掃会社がきちんと作業を行なっているかを確認したくても、清掃品質の確認にまで時間を費やすことは難しいでしょう。ましてや、清掃直後の仕上がり具合を確認するのは困難です。

またこの場合、清掃会社と作業スタッフとのコミュニケーションがうまくいっていない可能性もあります。そうなると、クレームや要望を伝えてもすぐに改善されない可能性が高いでしょう。

そして、建物オーナーさまの清掃会社に対するクレームや要望が改善されない場合、テナントから建物オーナーさまにクレームが入る可能性も考えなければなりません。

清掃品質がコストに見合っていない

日常清掃にかかるコストと清掃品質が見合わないと感じる要因には、以下のようなことが考えられます。

  • 作業スタッフの経験・トレーニング不足による技術力の不足
  • 清掃会社の人員不足による作業時間不足、または監督不備
  • 目に付く場所や使用頻度の高い場所など、重要なエリアの清掃が優先されていない

日常清掃のコストに対し、清掃品質のクオリティが低いと、建物オーナーさまが満足を得るのは難しいでしょう。

必要なタイミングで清掃が行われていない

清掃会社の顧客対応のサービス体制が整っていないと、必要なタイミングで清掃が行われないことがあります。

例えばトイレの場合、利用頻度が高い時間帯のひとつは始業前と想定されます。始業前にトイレ清掃が完了されていないと、利用者が不快な思いをするかもしれません。

しかし、清掃会社の顧客対応のサービス体制が整っていない場合には、顧客のニーズを汲み取ることができず、いつまでも不適切なタイミングでの作業になることもあるでしょう。

オーナーの悩みから見えてくる「日常清掃の課題」

オーナーの悩みから見えてくる「日常清掃の課題」

次に、建物オーナーさまの悩みから見えてくる「日常清掃の課題」について解説します。

まず、建物オーナーさまの悩みは、下記のような形のトラブルとして表出するでしょう。

・テナントや施設利用者からオーナーへのクレーム
テナントの業種や施設利用者によっては、衛生面に敏感なことがあります。このような際、テナントや施設利用者から建物オーナーさまに、清掃品質に関するクレームが発生する可能性が出てきます。

清掃品質が改善されないとテナントが減り、建物オーナーさまの利益が減るかもしれません。

 

・清掃に関する負荷の増大
必要なタイミングで日常清掃が行われず、建物オーナーさまが清掃会社に清掃業務の改善を伝える場合、建物オーナーさまと清掃会社とで、以下のような課題解決のステップが必要になるでしょう。

  • 建物オーナーさまが日常清掃の不満足な部分を指摘する
  • 建物オーナーさまと清掃会社で具体的な清掃要件を明確化させる
  • 清掃会社が改善策の提案をする

これにより、一時的に建物オーナーさまの業務負担が増える、日常清掃のコストが増加するなどの懸念が考えられます。

建物オーナーさまの悩みと、それが現実のトラブルとなった場合のことを想定すると、日常清掃には以下の3つの課題があると言えます。

  • 清掃品質の確保
  • 清掃コストの適正化
  • 清掃タイミングの最適化

これらはいずれも、建物オーナーさまと清掃会社との間であらかじめ合意した書面に記載されています。しかし、その通りに履行されていない、もしくは合意した内容自体に問題がある場合には、改善のための客観的な評価が必要となるでしょう。

建物清掃の品質向上「清掃インスペクション」とは?

ここからは、清掃インスペクションの概要や、建物の清掃品質評価を行なう際のチェックポイントについて解説します。

「清掃インスペクション」とは清掃サービスの品質を客観的に評価すること

清掃インスペクションとは、清掃業務の品質を客観的に評価することです。これは、建物が「契約に基づいたサービスの提供をきちんと受けているかどうか」を確認するために行なわれます。

清掃品質を見える化することで、建物の美観を維持するだけでなく、清掃品質の改善や向上につなげることが目的です。清掃インスペクションを行なう人を「清掃インスペクター」といいます。

清掃品質評価のチェックポイントは?

清掃インスペクションでは、チェック項目にそって現地調査が行なわれます。大阪ガスファシリティーズの清掃インスペクションサービスでは、建物を「共用部」や「エントランス」のように分けて、それぞれの場所に応じたチェック項目を設定しています。

一例として、大阪ガスファシリティーズの清掃品質評価シート「玄関・風除室・エントランスホール」には、以下のようなチェック項目が含まれています。

  • 建物外壁や柱・照明部分に汚れや蜘蛛の巣の付着はないか
  • 玄関マット(マット裏)にゴミやホコリ、汚れはないか
  • 出入口扉、扉枠、自動扉の溝部分に手垢汚れや土砂の堆積はないか
  • ゴミ箱、傘袋、案内板などの備品類にホコリや汚れはないか

清掃インスペクションを実施するメリット

清掃インスペクションを実施するメリット

次に、清掃インスペクションの3つのメリットを見ていきましょう。

建物の清掃品質が保証される

清掃インスペクションでは、清掃インスペクターが現行の清掃箇所を細部まで点検・評価するため、日常清掃の問題点や注意ポイントが具体化されます。

また、清掃インスペクターが日常清掃の改善策までを指示することにより、建物の清掃品質が保証されるようになるため、建物の利用者が快適かつ衛生的な環境で過ごせるようになります。

SDGsに貢献できる

ビルメンテナンス業界は、建物の省エネ化などと親和性が高いこともあり、SDGsに取り組む企業が多く見られます。
そのため、清掃業務でも同様にSDGsに取り組んでいるケースがあります。
ですので、このようにSDGsに取り組むビルメンテナンス会社の清掃インスペクターが、清掃インスペクションを行なうと、以下のメリットが得られます。

  • 建物オーナーさまがSDGsへの貢献方法を理解できる
  • その方法を実際に採用することで建物オーナーさまもSDGsに取り組める

一例としては、地球環境に優しい洗剤の使用が挙げられます。「目標6:水・衛生/すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」に該当し、なかには「目標15:陸上資源」に該当するものもあるでしょう。
インスペクターの提案を採用すれば、それだけでSDGsへの取り組みとなり、その結果、建物が子どもから高齢者まで安心して利用できる施設になれば、企業ブランディングの観点でも訴求しやすくなるでしょう。

大阪ガスファシリティーズの「清掃インスペクションサービス」とは?

大阪ガスファシリティーズの「清掃インスペクションサービス」とは?

大阪ガスファシリティーズでは、公益社団法人全国ビルメンテナンス協会認定の清掃インスペクター(清掃点検評価者)が、現地調査をしてレポートを作成する清掃インスペクションサービスを提供しています。

清掃インスペクションの流れ

1.清掃基準表の確認
清掃基準表には、「いつ・どこで・どのように清掃するか」が記載されています。清掃インスペクションに備えるため、建物オーナーさまから現行の清掃基準表を受け取り、内容を確認します。

2.清掃インスペクションを実施
オーナーさまの建物にて、清掃インスペクションを実施します。

  • 清掃基準表の内容と現状の乖離具合のチェック
  • 清掃基準表に記載があるにもかかわらず、実施されていない清掃がないかの確認
  • トイレ、ゴミ庫、外周を含む建物全体の清掃状態の評価

3.改善指示書の作成
清掃インスペクションの結果、清掃基準表に則っていない部分については、現清掃業者にむけて改善指示書を作成します。

「清掃基準の見直し」や「清掃業務の管理」も可能

建物オーナーさまの要望があれば、清掃基準の見直しもお請けいたします。また、大阪ガスファシリティーズが清掃業務の管理を請け負うことも可能です。

「清掃におけるインスペクション」は大阪ガスファシリティーズへ

清掃インスペクションは、日常清掃の清掃品質を客観的視点で評価するため、建物の清掃品質が向上する、建物オーナーさまの要望が業務に反映される、SDGsに貢献できるなどのメリットを得られます。

大阪ガスファシリティーズでは、公益社団法人全国ビルメンテナンス協会認定の清掃インスペクター(清掃点検評価者)が清掃インスペクションを行なっています。

さらには建物オーナーさまの要望にもとづいて、清掃基準の見直しや、清掃業務の管理を請け負うこともできます。

日常清掃に関する悩みがある建物オーナーさまは、大阪ガスファシリティーズにお気軽にご相談ください。

日常清掃に関する問い合わせは大阪ガスファシリティーズへ

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